沖縄旅行



万座毛
(運良く大きな波がやってきました。 )





2009年2月22日更新

会社の研修旅行で沖縄に行きました。
以前、仕事で行った事はあるのですが、観光旅行は初めてです。
比較的自由な時間が取れるので、チームナックスゆかりの場所を巡ってみる事にしました。

初日は那覇市泊。
国際通りを散策した後、最近『おにぎりあたためますか』で豚一家が訪れたという『カフェ沖縄式』に行きました。
関西で『おにぎりあたためますか』は、サンテレビで放送されていますが、沖縄編は残念ながら、まだ放送されていません。
番組HPの情報を基にしたのですが、ここはご当地カレーが有名な店だそうです。
同行者はチームナックスの名も知らぬ2名でした。

カレーのメニューはいくつかあって、その中から『海人カレー』、『タコスカレー』、『古酒カレー』をチョイスしました。
僕は『海人カレー』を食べてみました。
他のカレーも味見しましたが、僕には『タコスカレー』が良かったかも知れません。

  

カフェ沖縄式(外観、店内の様子)

女房によると大泉洋さんが、落書き帳に何か書き込んで行ったとの事。
落書き帳なんてお店にひとつくらいしか置いてないだろうし、簡単に見つかるだろうと思ってタカをくくっていました。


ところが、


見ると、座ったテーブルの上だけで3冊ものノートが乗っています!
ちなみに手元のノートを開いて見たところ、子猫ちゃんたちのメッセージがいくつかあったものの、肝心の洋ちゃんのメッセージは見当たらない。
よく見ると、店内には全部で8つのテーブルがあり、そのそれぞれのテーブルに数冊ずつのノートが乗っています。








「おいおい…。」



「20冊以上あるぞ・・・・。」



同行者がナックスファンなら盛り上がって、

「全部見ようよ!」

なんて話になるのでしょうが、彼等は全くの門外漢。


「こりゃ絶望的だ!」


正直そう思いました。

しかし、ここでメゲる訳にはいかない。

愛する女房の為、ここはなんとしても探しださねば…。

うまい具合に、ひと組だけいた先客が席を立ち、店の中には誰もいなくなりました。





今がチャンス!

試しに店のまん中に位置する隣のテーブルの上のノートを見てみる事にしました。
いくつかある中から、記憶をたどり、柄付きのノートを手にとろうとした際に、手元が滑ってページが開きました。

そのページを良く見ると、













「ん!?」









「あれ!、どっかで見た事のある絵が・・・」


バックリ開いたノートには、あの厳格な父の顔が・・・、
そう、そこにはあのローカルスター (今はすっかり全国区ですけどね。) の落書きがありました。


奇跡的・・・


よくよく考えてみると、そのテーブルは店のど真ん中。
テレビ映りは一番いい場所です。

以前、徳島ラーメン『いのたに』は店の端っこだったのでここでもそうだと思っていました。

偶然にしては本当に出来過ぎ。

それにしても、ノートのこのページ、多くの人が開いたせいか、既にこのページだけは装丁が傷んで、外れかかっていました。

店に行く前には、ノートに何か書こうと思っていたのですが、食事を終えて店を出てから、すっかり興奮していて失念している事に気づきました。



















ローカルスターの落書き






『カフェ沖縄式』で食事を終えたのがまだ18時過ぎ・・・。


量も何となく物足らない。

同行者も「食い足りない、飲み足りない。」との矢の催促。

考えた挙句、一昨年『ハナタレナックス』で訪れていたお店を調べる事にしました。
『おもろ殿内(どぅんち)』か、『首里殿内(どぅんち)』か・・・。

事前に調べた際に姉妹店の様だったので、どちらか近い方に行く事にしました。

タクシーを拾い、運転手さんに場所を尋ねると、『おもろ殿内』の方が近いとの事で、『おもろ殿内』に決定。
ここは、『ハナタレナックス』で、林Tの大泉さん、特命係長の安田さん、ハナタレレッドのシゲさんがアグー豚を食べに行き、長寿豚と、アグー豚の違いが判らず、夕食抜きの目にあわされた場所です。

従って、厳密に言うと、彼らはここでアグー豚の味見をしただけで、食事をしてはいないのですが・・・。

おもろ殿内

ここは彼らに成り代わり、食事をする事にしました。
当然ながら、アグー豚料理狙いだったのですが、番組で紹介されていた料理は、本来は一品ものの様で、アグー豚満喫コースと言ったものはありません。
数あるメニューの中から、アグー豚の串焼きと、アグー豚のソーセージを選び、他は海ぶどう、スルルーの唐揚げ、グルクンの唐揚げ、ミーバイのお造り等をチョイス。
そしてオリオンビールで乾杯となりました。

  

アグー豚のソーセージと串焼き、極彩色の魚 ミーバイのお造り

アグー豚の串焼きは本当に美味しかった。
脂身にほのかに酸味があり、それが間違いの元だったのかもしれません。
かく言う僕も、長寿豚と食べ比べた訳ではないので、正直なところは判りません。
何はともあれ、大満足の1日目でした。


2日目は団体行動。
観光バスで、那覇から宿泊先の名護のブセナテラスへかけて、観光をしながら移動です。
首里城、ひめゆりの塔、そして美ら海水族館を見学。
首里城は昨年観光に来たので今回特に新味は無し。

広島や長崎でもそうですが、ひめゆりの塔では戦争の悲惨さを感じました。

勝手な解釈ですが・・・
沖縄は内地に比べて、人の穏やかさ、優しさを感じます。
それは歴史的にも地理的にも沖縄の成り立ちが純粋に日本本土とは異なるからだと思っています。
そんなひと一倍心優しい人の多い沖縄の人々にとって、征服者然とした内地から来た日本人の命令で、肉親に手を掛け殺し合いをしなければならなかったこの戦争は信じられないほど過酷な経験だったと思います。

美ら海水族館は今回初めてでしたが、大阪の海遊館と展示方法が似ていました。
ただ、ジンベイザメの食事する際の立ち泳ぎはかなりの迫力。

その夜はホテルでパーティ。
エイサーが、良いノリでした。

    

左 首里城、右 ひめゆりの塔前の病院として使用された洞窟、右 美ら海水族館前のモニュメント

    

美ら海水族館にて

    
  

ブセナテラスホテルにて (プールサイドでサックス奏者が演奏していました・・・)


残波岬灯台からの景色

3日目、この日は1日フリーなので、レンタカーを借りて島内をドライブ。
前日の観光コースに入っていなかった万座毛、残波岬を巡り、むら咲むらへ。
ここの園内には『謝名亭』と言う、沖縄料理店があり、食事が楽しめます。
3年前の『ハナタレナックス』では、『激マズグルメレポート』の舞台となりました。

    

むら咲むら内『謝名亭』

お店の入口では大泉さん演ずる林Tとナックスメンバーがコントをしていましたね。
お店に着いたのは、開店時間の11時ちょうど。
しかし、札は準備中のまま。
「いいのかなあ。」と思いつつ、店の中に声をかけると、
「ああ、いいですよ〜。」
とのんびりした返事です。

    

ハナタレナックス『激マズグルメリポート』の舞台、昼のメニュー、読谷紅豚そばとジューシー

店内をくまなくチェックすると、どうやら店に入って、右手の手前角がグルメレポートをした場所の様です。
昼は残念ながら、沖縄そば中心のメニューになるので、ここは一日限定15食の読谷紅豚そばと、ジューシーをセットで注文。
読谷紅豚そばは安田さんが、ジューシー(バトルの際には大泉さん演じる林Tプロデュースでセンブリによる激マズ加工がされていました・・・)は音尾さんが食べたメニューです。
読谷紅豚そばは、三枚肉そばで美味しかったのですが、豚肉の脂が少々僕にはキツかった。
ジューシーもなかなかのもの。
まあ、外れでは無かったですね。

前回訪れた際に海の色の美しさに感動した古宇利島に向かい、その後、海ぶどうを求め、昨年立ち寄った際に親切にいろいろ教えてくれた直売所目指して、東村へ。

        

古宇利島三景

そこから、東側の海沿いの県道をたどり、本島最北端の辺戸岬に向かいました。
北上するにつれ、高知あたりの景色に妙に似てきました。

辺戸岬の近くには金剛石林山という、熱帯カルスト台地があります。
ここに到着したのは午後5時ちょうど。
いくらなんでも、こうした施設では閉園時間です。
無理だろうなあと思いつつも、たどり着くと、係りの方が

「初めてですか?」
「そうです。でも、もう終わりですよねぇ。」
「最短コースだけなら良いですよ。」

「!?」

なんと冬季(10月〜3月)には、午後4時で閉園だと言うのに、特別に見る事が出来ました。
熱帯地域特有の激しいスコールのせいで荒々しく削られた岩山の迫力は圧巻です。
その上、そうした石灰岩の中腹から、ソテツや、ガジュマルの樹が伸びている様は、他ではとても見られない情景でした。

「ここで映画の『ゲゲゲの鬼太郎』の撮影をしたんですよ。」

「!?」

と、言う事は、ねずみ男もここに来たって事?

沖縄でナックス紀行を楽しんできましたが、まさか最後の観光地でその足跡に出会おうとは・・・。

    

金剛石林山

  

辺戸岬夕景、ロケの証拠写真




この日の夕食は名護の沖縄料理を堪能するつもりでした。
だから名護市内の居酒屋に行こうと思っていました。
前もって数人に声は掛けていたのですが、人数が確定せず、予約は出来ていませんでした。
ところが、気が付くと9人にもなっていて、いざ予約を入れようと電話したのですが人数が多過ぎてあっさり断られてしまいました。
ここには、珍しい名護の郷土料理であるイルカ料理があったのに・・・。

仕方が無いので、旅行前にネットで確認していた名護曲レストランに電話したものの電話がつながらない・・・。
ホテルで名護の沖縄料理の店を聞くとやはり名護曲レストランを紹介されました。
予約を入れてもらい、タクシーに分乗してレストランに向かいました。
店に入り、メニューを見るものの、イルカもヤギ料理もない・・・。

失敗か!?

駄目もとで聞いてやれ!

と思って、
「ところでイルカの料理ってあるんですか?」
と聞いて見ると・・・・
「唐揚げ、野菜炒め、他には・・・。」
なんと6種類も料理がある事が判りました。

無難なところで唐揚げをチョイス。

一昨年のハナタレナックスで森崎さんと音尾さんが「うまい!。」と絶賛していた山羊の刺身も食べたかったので、これも聞くとあるというので注文。

ヤギの刺身は大好評。

すこし癖のある匂いがするのですが、良く考えると、ラム肉と同質のもので、これが北海道出身の彼等にとっては食べ親しんだ味でもあり、好評の原因だったのかも知れません。
さすがに聞く勇気もありませんでしたが、ヤギ汁は、昨年仕事で来た際に食べて、あえなく強烈な匂いにやられギブアップしたのでパス。

人数がいたので、他にもフーイリチャー、ゴーヤチャンプルー、パパイヤチャンプルー、テビチ、ラフテー、モズクの天ぷらなどを注文。
考え付く限りの沖縄料理は注文して見たのですが、どれもおいしくて正解でした。



沖縄料理最高!

沖縄最高!!

  

左 ヤギの刺身とラフティ、右 テビチ、イルカの唐揚、モズクの天ぷら等など



沖縄県庁前では桜が満開でした。



国際通り近くの牧志公設市場内の肉屋さんでは豚がお出迎え。
おばちゃん曰く、「トントン拍子で良い事がありますように・・・。」

  

牧志公設市場のお魚屋さんでは色とりどりの魚が並ぶ。
緑の魚の刺身も食べたが美味でした。


お土産に買ったTシャツ


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